人事が読むべき本をご紹介ーBCGの特訓 ―成長し続ける人材を生む徒弟制ー

 今回から自身で読んでみて本当におすすめできる本だけを、ご紹介することにしました。
※自身のアウトプットも含めています。

対象ジャンルは、小説、歴史書、経済書、ビジネス書等バックオフィスの業務や働き方に関係がありそうなものをご紹介致します。

 

一読の価値はある本ばかりですので、自信を持っておススメいたします。

タイトル

BCGの特訓 ―成長し続ける人材を生む徒弟制

概要

ビジネスでのパフォーマンスを上げていくには、必要条件としての「ハウツー」系スキルにとどまらず、十分条件といえる能力が求められます。必要な問題を正しく設定し解く能力、結論に基づいて人に動いてもらう能力、などがこれにあたります。この十分条件をどうしたら高速で身につけ、高めていけるのか。どうしたらそれを助けることができるのか。著者両名がBCGでの「育つ側」「育てる側」両面の経験を基に考えます。

主な内容

プロローグ BCGの成長の「秘伝のたれ」

第1部 成長のための2つの方程式

・Chapter1 スキルを集めるだけでは成長しない

・Chapter2 どうすれば「伸び悩み」を突破できるのか

第2部 育つ人、育てられる人

・Chapter3 成長を加速させる鉄則

・Chapter4 成長をPDCAで「自動化」する
 

私個人の所感

本書では「スキルを増やすことや個別のスキルを究めることは、必ずしも『成長』ではない」とバッサリでした。

それは単なる「型」や「術」の習得に過ぎず、それが通用するのは最初の数年間。

継続的な成長を実現させるためには、個別スキルの習得を超えて、2つの要件が求められ、
その1つがポイントの1番目の「スキルの『使い方』を身につける」こと。
そしてもう1つが「マインドセット(基本姿勢)」……

 

スキルを身につけるだけではなく、適切なマインドセットのもとに、スキルの使い方を磨いていくことが重要。あらゆるものごとに対して、自分に原因があったのではないかと考え、仕事を自分ごととして捉えていきたいと感じました。

 

また、ある程度社会人経験が出てくると、伸び悩みがあると思いますが、そういったところも記載があり、育てる側、育つ側の両面から紹介してくれるので、マネジメント、自身のため、どちらにも役立つ一冊でした。

内容としては、最後に記載されているように、どの会社でもあてはまる「当たり前」のことです。実践で失敗もつみ、試行錯誤を重ねること、適切な仕事を与えてフィードバックし、モチベーションを高めること・・・

しかし、原則の確認という意味で、再度自分の頭を整理することに役立ち、改めて自身の行動を見直すきっかけとなりました。

 

特に「ビジネス書を読み漁っている」割には、成果が上がらなかったり、成長していない、評価が伴わない、と感じる方なら一読の価値があります。
 

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