これだけは覚える!簿記の基礎~簿記とは何か~

会社の目的は何といっても利益を出すことです。ルールに従って、お金やモノの出入りを記録したり、計算・整理したりすることで、利益が出ているかどうかが分かります。今回は会社の経営するにおいてとても重要な簿記の基礎である、そもそも簿記とは何かについてご紹介を致します。

簿記とは何か

会社の目的は利益を出すこと

 世の中にはいろいろな会社がありますが、どんな会社でも共通する目的があります。その目的とは、儲けを出すこと、つまり利益を出すことです。スーパーマーケットの店長もIT企業の社長も事業を営む人はみな、利益をいかに出すかをいつも考えています。

「会社がどれだけ儲かっているか」を把握するにはどうすればいいか

仕入→スーパーマーケット→売上

仕入(例)

・魚1匹100円で120匹仕入

・お肉1枚200円で100枚仕入

・野菜1つ50円で100つ仕入

・果物1つ300円で50個仕入

→仕入値、仕入れた数を商品ごとにきちんと記録します。

売上(例)

・魚1匹200円で100匹を販売

・お肉1枚400円で50枚を販売

・野菜1つ80円で80つを販売

・果物1つ400円で40個を販売

 

→売値、売れた数を商品ごとにきちんと記録します。

仕入や売り上げなどを決められたルールに従って帳簿につけておくことで、利益や在庫を把握できます。

会社や商店では毎日たくさんの取引があります。この取引を帳簿につけておけば、決算というものを経て、もうかっているのかもうかっていないのかが分かります。さらに会社にどれだけ財産があるのか、どれだけ借金があるのか、といったこともわかります。

 

一定のルールに従って、日々の取引を記録するのが簿記

 「帳簿をつける」といいましたが、どんな付け方でも儲けがすぐわかる、というわけではありません。あるルールに従って、記録していくことで、儲けがとてもわかりやすく計算できるようになります。
 この一定のルールに従って、お金やモノの出入りを帳簿に記録し、計算・整理することを簿記といいます。

◎一定のルールに従って記録すれば分かりやすい

同じルールのもとで帳簿をつけていければ、前月との比較や前年同月との数字の比較も簡単に出来ます。

(例)
・01年6月の帳簿、、、、02年5月

・02年6月

→前月との比較、前年同月との比較を行う。

 

どんなルールで帳簿を付けていくかをこれから開設していきます。

 

まとめ

簿記とは、簡単に言うとお金やものの出入りを記録するための一連の作業のことであり、簿記の最終的な目的は決算書を作成することです。勘定科目は決算書の「資産、負債、純資産、収益、費用」に振り分けられます。

以上、簡単でしたが、そもそも簿記とは何かについてご紹介を致しました。そして簿記の最終目的である賃借対照表と損益計算書のどこにそれぞれの勘定科目が分類されるのかを理解することで、決算書が示す意味が理解できるようになります。

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